やまなみ書房は萌芽研究「生成消滅演算子を用いた量子命題論理の意味論構築」を協力・後援・助成しています。

やまなみ書房 学術コミュニティー活性化事業助成金 (助成番号T00002)

ミクロスケールの物理では、物質の基本的構成要素である素粒子が生成と消滅を絶えず繰り返していることが知られており、量子場の理論を用いて記述される。これまで、量子場の理論に論理学的アプローチは用いられて来なかった。

今回、我々はそのファーストステップとして、量子力学における論理として知られる量子論理を、量子場の理論における基礎量である生成消滅作用素を用いて定式化することを試みる。

研究発表
第9回 QUATUO 研究会
量子論の諸問題と今後の発展(第7回)(略称:QMKEK)
日本物理学会 第75回年次大会

助成対象者

[保科 宏樹]
東京大学大学院 総合文化研究科 博士課程在籍。専門は素粒子論。主な論文は「Schwiner-Keldysh formalism of Gauge Theories on the lattice」(投稿準備中)。最近は、量子論理を用いて量子論の基礎的な問題にアプローチできないかということについても検討している。[reserachmap]